結婚式場の選び方・決め方 完全ガイド
2025.5.5
結婚式準備で、まず最初に頭に浮かぶのは式場探しではないでしょうか。でも、準備を始めると「何から手をつければいいの?」「予算はどれくらい?」など疑問や不安が浮かぶもの。このページでは、結婚式場選びから契約までの流れを、ステップごとにわかりやすく解説します。
STEP1:結婚式準備の全体像を把握しよう
1-1. 結婚式の時期と日程を決める
結婚式の日程は、おふたりの希望だけでなく、ゲストのスケジュールや式場の空き状況、季節のイベントなども考慮する必要があります。
人気の時期:
- 春(3月〜5月):桜の季節、新緑の美しい時期
- 秋(9月〜11月):気候が安定し、紅葉の美しい時期
注意したい時期:
- 12月:クリスマスシーズンは式場料金が高くなる傾向
- 8月:お盆休みでゲストが集まりにくい
- 5月:ゴールデンウィークは旅行予定が入りやすい
日程決定のポイント:
- 挙式希望日の1年〜1年半前から準備を始めるのが理想的
- 土日祝日は人気のため、早めの予約が必須
- 平日なら費用が抑えられる場合が多い
1-2. ゲストの人数を決める
招待するゲストの人数は、結婚式の規模や予算に直結する重要な要素です。
人数別の目安:
- 少人数(30人以下):家族や親しい友人だけの親密な式
- 中規模(50〜80人):親族と友人、会社関係者など
- 大規模(100人以上):親族、友人、職場の同僚など幅広く招待
ゲストリスト作成のコツ:
- 両家の親と相談しながら招待者リストを作成
- 新郎新婦それぞれの友人の人数バランスも考慮
- 職場関係者を招く場合は、人間関係に配慮した招待範囲を検討
1-3. 結婚式全体の予算を決める
結婚式の予算は、地域や規模によって大きく異なりますが、明確に設定しておくことが重要です。
全国平均の費用目安:
- 結婚式・披露宴全体:300〜400万円
- ゲスト1人あたり:3〜4万円
主な費用項目:
- 会場費:全体の40〜50%
- 料理・ドリンク:全体の25〜30%
- 衣装:全体の10〜15%
- 写真・映像:全体の5〜10%
- 装花・演出:全体の5〜10%
予算計画のポイント:
- 予算の10%程度は予備費として確保しておく
- ゲスト人数と予算は密接に関連しているため、バランスを考慮
STEP2:結婚式のスタイルを決めよう
2-1. どんな結婚式にしたいかイメージを膨らませる
理想の結婚式のイメージを具体化することで、式場選びがスムーズになります。
考えたいポイント:
- 雰囲気:クラシック、モダン、ナチュラル、カジュアルなど
- テーマカラー:会場装飾や招待状などの色調
- こだわりたい要素:料理、音楽、装花、写真など
イメージ作りのヒント:
- 結婚式雑誌やウェブサイトで写真を集める
- 参列した結婚式で良いと思った点をメモしておく
- SNSで「#結婚式」「#ウェディング」などのハッシュタグ検索
2-2. 結婚式場の種類と特徴を知る
ホテルウェディング
特徴:
- 格式高く洗練された雰囲気
- サービスの質が高く、安定している
- 宿泊施設があり、遠方ゲストに便利
メリット:
- 料理のクオリティが高い
- 必要な設備が整っている
- 駅近などアクセスが良い場所が多い
デメリット:
- 費用が比較的高め
- 同日に複数の披露宴が行われることが多い
- 自由度が限られる場合がある
ゲストハウスウェディング
特徴:
- 一軒家を貸し切りにする開放的な雰囲気
- ガーデンや邸宅風の洋館など特色ある会場
- カジュアルからフォーマルまで幅広いスタイル
メリット:
- 貸切感があり、プライベート感が高い
- オリジナリティを出しやすい
- フォトスポットが豊富
デメリット:
- 天候に左右される(屋外部分がある場合)
- 立地が郊外の場合がある
- ホテルに比べて宿泊施設が限られる
レストランウェディング
特徴:
- カジュアルで自由度の高い雰囲気
- 料理にこだわりたいカップルに人気
- 少人数から中規模の結婚式に適している
メリット:
- 料理のイメージがつけやすい
- オシャレでカジュアルな雰囲気
デメリット:
- 着替えのスペースが限られる場合がある
- 大人数の収容が難しいことも
- 専用の設備が整っていない場合がある
専門式場
特徴:
- 結婚式に特化した施設
- チャペルや神殿を併設していることが多い
- 多様なプランやオプションが用意されている
メリット:
- 式場内に必要な設備が揃っている
- 豊富なプランから選べる
デメリット:
- 同日に複数の結婚式が行われることが多い
- マニュアル化されている部分が多い
- 施設によっては古い場合もある
STEP3:情報収集を始めよう!
3-1. 結婚情報サイトを活用する
結婚情報サイトは、多くの式場情報を一度に比較できる便利なツールです。
主な結婚情報サイト:
- ゼクシィnet:老舗の結婚情報誌の運営サイト、情報量が豊富
- ハナユメ:割引特典が充実している
- マイナビウエディング:詳細な口コミが参考になる
- みんなのウェディング:リアルな口コミが集まっている
活用ポイント:
- エリア、予算、収容人数などで絞り込み検索
- フェア情報や割引プランをチェック
- ブライダルフェアの予約をする
- 資料請求で式場の基本情報を集める
3-2. 口コミサイトをチェックする
実際に結婚式を挙げたカップルの体験談は貴重な情報源です。
口コミチェックのポイント:
- 料理の質や量についての評価
- スタッフの対応に関する感想
- 実際にかかった費用と見積もりの差
- 後悔したポイントや良かった点
注意点:
- 極端に良い評価や悪い評価だけでなく、全体のバランスを見る
- 口コミの投稿時期も確認(数年前の情報は現状と異なる可能性も)
- 自分たちの優先事項と合致しているかを判断基準にする
3-3. Instagramで理想の雰囲気を探す
写真中心のSNSは、ビジュアル面でのイメージ作りに役立ちます。
Instagram活用法:
- 結婚式場の公式アカウントをチェック
- ハッシュタグ検索(#〇〇結婚式場、#結婚式レポ など)
- 「位置情報」から特定の式場での投稿を確認
- 気に入ったスタイルの写真を保存して共有
役立つハッシュタグ例:
- #プレ花嫁
- #結婚式準備
- #ウェディングレポ
- #会場装飾
- #ウェディングドレス
STEP4:式場見学に行こう!
4-1. 見学予約の方法と注意点
複数の式場を効率良く見学するための計画が大切です。
予約方法:
- 結婚情報サイトからの予約(特典が付くことも)
- 式場への直接電話
- 式場の公式サイトからの予約フォーム
見学パターン:
- ブライダルフェア:実際の会場装飾や演出を体験できる
- 個別相談会:じっくり質問や相談ができる
- 模擬挙式・披露宴:実際の進行を体験できる
効率的な見学のコツ:
- 1日2〜3会場を目安に予約を入れる
- 移動時間も考慮したスケジュールを組む
- 土日のフェアは混雑するため早めの予約を
- できれば平日と休日の両方で雰囲気を確認
4-2. 見学時に確認すべきポイント
費用と見積もりの内訳
確認すべき項目:
- 基本プランに含まれるもの/含まれないもの
- 追加料金が発生する可能性のあるオプション
- 最低保証人数と欠席者の取り扱い
- キャンセル料の規定
- 支払方法と時期
見積もり比較のコツ:
- 各会場で同じ条件(人数、時期など)で見積もりを取る
- 項目ごとに分けて比較する
- 「一式」表記の項目は具体的な内訳を確認
- 見積もり金額の有効期限を確認
立地・アクセス
ゲストの視点でチェック:
- 最寄り駅からの距離と所要時間
- 駐車場の有無と収容台数、料金
- 送迎バスのサービスの有無
- タクシー乗り場の位置
- 悪天候時のアクセスの問題
宿泊施設関連:
- 近隣のホテルや宿泊施設の有無
- 提携割引などの特典
- 宿泊予約のサポート体制
会場・設備の雰囲気
確認したいポイント:
- チャペルや披露宴会場のサイズ感
- 自然光の入り方や照明の雰囲気
- バリアフリー対応状況
- 控室や化粧室の広さと設備
- 空調設備の効き具合
季節対応:
- 夏の暑さ対策(屋外の場合は特に重要)
- 冬の寒さ対策
- 雨天時の代替プラン
- 写真撮影場所の室内外オプション
料理の試食
チェックポイント:
- 味だけでなく、盛り付けや見た目も確認
- 食材の質や季節感
- アレルギー対応の可否と範囲
- コース料理の品数とボリューム
- ドリンクメニューの種類と質
試食会参加のコツ:
- 可能であれば両家の親も一緒に参加
- メモと写真で記録を残す
- 他の候補との比較ができるよう近い時期に予約
スタッフの対応
評価ポイント:
- 質問への回答の正確さと誠実さ
- 提案力や柔軟性
- コミュニケーションがスムーズか
- こちらの希望をしっかり聞いてくれるか
- 打ち合わせ担当者の経験と知識
信頼性の判断:
- 押し売りをしていないか
- 不明点は調べて後日回答してくれるか
- 他の式場の批判をしていないか
- 契約を急かしていないか
4-3. 複数会場の見学と比較
効率よく比較するためのポイントです。
比較方法:
- 見学直後に感想やメモを残す
- チェックリストを作成して各項目を点数化
- 写真や動画で記録を残す
- 見積もりを項目ごとに比較表にまとめる
決め手になりやすい要素:
- 予算内で希望が叶えられるか
- スタッフとの相性
- 会場の雰囲気や立地
- 料理の質
- 提案内容の魅力
STEP5:結婚式場を決定!
5-1. 契約までの流れと注意点
契約前の最終確認:
- 見積もり内容に漏れがないか
- 希望する日程が確保できるか
- 特別な要望への対応可否
- キャンセルポリシーの内容
契約時に必要なもの:
- 申込金(予約金)
- 身分証明書
- 印鑑(実印が必要な場合も)
- クレジットカード(支払いに使用する場合)
契約書の確認ポイント:
- 日程変更の可否と条件
- キャンセル料の発生時期と金額
- 最終人数確定の期限
- 支払いスケジュール
- 追加料金が発生する可能性のある項目
5-2. 契約後のスケジュール確認
主な打ち合わせ内容:
- 衣装選び(挙式3〜6ヶ月前)
- 招待状の手配(挙式3〜4ヶ月前)
- 引出物選び(挙式2〜3ヶ月前)
- 当日の進行確認(挙式1〜2ヶ月前)
- 最終打ち合わせ(挙式2週間前)
その他の準備:
- ヘアメイク・ブーケの打ち合わせ
- 席次表の作成
- 演出の細部確認
- BGM選定
- 写真・映像の撮影プラン決定
番外編:よくある疑問と不安を解消!
失敗しないためのポイント
よくある失敗例と対策:
- 見積もりと実際の費用の乖離 → 詳細な見積もりを取り、含まれない項目を確認
- 当日のスケジュールトラブル → 余裕を持ったタイムスケジュールを組む
- ゲスト対応の不手際 → 高齢者や小さな子供への配慮を事前に伝える
- 写真の撮り忘れ → 撮影してほしいシーンをリストアップしておく
トラブル防止策:
- 不明点は必ず質問して曖昧なままにしない
- さまざまな担当者がかかわるためリクエストは記録を残しておくと安心
予算を抑えるためのコツ
コストカット方法:
- オフシーズンや平日を選ぶ
- ゲスト数を適切に設定する
- 早割プランや特典付きフェアを利用する
- DIY可能なアイテム(席札、ウェルカムボードなど)は自作
- 必要最低限のオプションに絞る
優先順位の付け方:
- こだわりたいポイントとそうでない部分を明確に
- ゲストの満足度に直結する要素(料理や飲み物など)は重視
- 記念に残る要素(写真や映像)への投資を検討
- 一日限りの演出よりも思い出に残るものを優先
後悔しないためのアドバイス
先輩カップルの体験から:
- 「もっと自分たちらしさを出せばよかった」
- 「余興や演出を詰め込みすぎた」
- 「ゲストとの会話時間が足りなかった」
- 「前撮りをしておけばよかった」
心がけたいこと:
- 人と比べず、自分たちの優先順位で決める
- ふたりで十分に話し合いながら決めていく
- 両家の親の意見も尊重しつつバランスを取る
- 結婚式当日を楽しむ心の余裕を持つ
まとめ:最高の結婚式を迎えましょう!
結婚式場選びは、おふたりの理想の結婚式を実現するための大切なステップです。時間をかけて情報収集し、複数の会場を比較することで、後悔のない選択ができるでしょう。
最も大切なのは、「おふたりらしさ」を大切にすること。流行りや周囲の意見に流されすぎず、ふたりが本当に大切にしたい要素を明確にして式場選びを進めるとよいでしょう。
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