結婚式・披露宴に適した服装は&ドレスは?【女性編】NGコーデも解説
2025.3.4
大切な人の晴れの日に参列する結婚式。どのような服装で出席すればよいのか悩まれる方も多いのではないでしょうか。
結婚式は人生の大切な節目を祝う場であり、参列する私たちの服装も「お祝い」の気持ちを表現するものです。
この記事では、女性のための結婚式服装マナーからシーン別・年代別コーディネート、NGコーデまで詳しくご紹介します。適切な服装選びで、新郎新婦の門出を心から祝福しましょう。
結婚式にふさわしい女性の服装マナー
結婚式に参列する際の服装選びは、新郎新婦への敬意と祝福の気持ちを示す大切な要素です。場にふさわしい装いで参加することで、式全体の雰囲気を盛り上げることができます。
基本的な服装ルール:お祝いムードを大切に
結婚式の服装で最も大切なのは、「お祝いの席にふさわしい装い」であるということ。新郎新婦の晴れの日を祝福するという気持ちを服装にも表現しましょう。
基本的には、ドレスやワンピース、スーツなどのフォーマルウェアを選ぶことが望ましいです。色味は、白や黒など花嫁の衣装や弔事を連想させる色は避けることがマナーとされています。特に白は花嫁の色とされているため、メインカラーとして使用することは控えましょう。また、派手すぎる原色も場合によっては花嫁の衣装を引き立てるためにも控えめにすることが望ましいです。
お祝いムードを演出するためには、パステルカラーやベージュ、ネイビーなどの落ち着いた色味がおすすめです。たとえば、ライトブルーやピンク、ラベンダーなどの優しい色合いのドレスは、春夏の結婚式にぴったりです。秋冬であれば、ボルドーやモスグリーン、ネイビーなどの深みのある色味を選ぶと季節感も出せます。
また、華やかさと品の良さを両立させることも重要です。お祝いの席にふさわしい華やかさを演出するために、光沢のある素材や上品な刺繍、ビーズ装飾などがあるドレスを選ぶと良いでしょう。
露出を抑えた上品な装いを意識
結婚式は格式のある場であるため、露出の多い服装は避けるべきです。肌の露出が多すぎる服装は場の雰囲気を損なう可能性があるため、上品さを保った装いを心がけましょう。
具体的には、ミニ丈のスカートやディープなVネック、背中が大きく開いたデザインなどは控えるのが無難です。スカート丈は膝丈か、ひざ下くらいの長さが理想的です。また、ノースリーブのドレスを着用する場合は、ボレロやショールなどを羽織って露出を抑えると良いでしょう。
特に教会や神社など宗教的な場所での挙式に参列する場合は、宗教的な配慮として肩や腕の露出を避けることが望ましいです。このような場合は、長袖のドレスを選ぶか、ジャケットやボレロを合わせるようにしましょう。
たとえば、夏場の結婚式であっても、ノースリーブのドレスにレースのボレロを合わせれば、涼しげながらも上品な装いになります。ボレロは5,000円〜15,000円程度で購入できるものが多く、結婚式専門のアパレルショップやデパートのフォーマルウェアコーナーで探すことができます。
会場や季節に合わせた服装選びのポイント
結婚式の服装は、挙式の会場や季節によっても適した選び方があります。
ホテルや結婚式場などの格式高い場所での挙式では、フォーマル度の高いドレスやスーツが理想的。一方、ガーデンウェディングやレストランウェディングなどカジュアルな雰囲気の会場では、少しカジュアルダウンしたドレスでも問題ありません。
高級ホテルでの結婚式であれば、光沢のあるサテン素材や上質なレース使いのドレスもよく合います。レストランでの少人数婚であれば、フラワープリントのワンピースにジャケットを合わせるなど、少しカジュアルながらもきちんと感のあるスタイルもおすすめです。
季節感を取り入れた装いも喜ばれるポイントです。春夏はシフォンやオーガンジーなどの軽やかな素材、秋冬はベロアやジャガードなどの温かみのある素材が季節感を演出できます。また季節に合わせた色合いを選ぶなら、春はパステルカラー、夏は爽やかなブルーやグリーン、秋は深みのあるボルドーやブラウン、冬はネイビーやダークグリーンなどが人気です。
たとえば、真夏の結婚式の場合、通気性の良いシフォン素材のドレスを選ぶことで、暑さ対策ができます。
シーン別!女性の結婚式コーデ【年代別】
結婚式の服装は参列者の年齢によっても適した選び方があります。年代別に似合うドレススタイルやコーディネートのポイントをご紹介します。年齢に合った装いで、新郎新婦の門出を祝福しましょう。
20代女性向け:トレンドを取り入れた華やかコーデ
20代女性は結婚式ファッションでも比較的自由度が高く、トレンドを取り入れた華やかなコーディネートが楽しめます。若々しさを活かした装いで場を明るく彩りましょう。
20代の女性は、フレッシュな印象を活かした明るいカラーのドレスを選ぶことがおすすめです。パステルピンクやスカイブルー、ミント、ラベンダーなどの優しい色味や、場合によってはコーラルやターコイズなどの鮮やかな色も取り入れやすい年代です。ただし、あまりに派手な原色は避け、上品さを保った色選びを心がけましょう。
デザインについては、フリルやレース、リボンなどの女性らしい装飾があるものや、シフォン素材の揺れ感のあるドレスは若さを引き立てます。スカート丈は膝丈からミモレ丈(ふくらはぎ丈)が使いやすく、体型を問わず美しいシルエットになります。
具体的なコーディネート例としては、レースの切り替えが入ったフレアドレスにシンプルなパンプスを合わせたスタイルや、花柄の刺繍が入ったミディ丈ドレスにパールのアクセサリーを合わせるなど、フェミニンで可愛らしさを取り入れたスタイルが人気です。
30代女性向け:上品さと華やかさを両立したコーデ
30代女性は、若々しさと大人の品格を兼ね備えた服装選びが求められます。過度に可愛らしすぎるデザインや派手すぎる色使いは避け、洗練された雰囲気を意識しましょう。
30代女性におすすめなのは、シンプルながらもディテールにこだわったドレスです。胸元の刺繍やウエストのタックなど、さりげないデザインの工夫があるドレスは、着る人の魅力を引き立てます。また、体のラインを適度に意識したシルエットのドレスは、女性らしさを上品に演出できます。
色選びについては、ネイビーやダークグリーン、ボルドー、モーヴ、ダスティピンクなど、落ち着きのある色味がおすすめです。こうした色味は肌なじみも良く、大人の女性の魅力を引き出してくれます。また、単色のドレスに小物で差し色を入れるコーディネートも洗練された印象になります。
具体的なコーディネート例としては、ワンカラーのタイトドレスにビジューのある小物を合わせるスタイルや、上品な光沢感のあるサテン素材のドレスにシンプルなヒールを合わせるなど、華やかさと品の良さを両立させたスタイルが理想的です。
40代女性向け:落ち着いた雰囲気のエレガントコーデ
40代女性は、落ち着きとエレガンスを兼ね備えた大人の女性らしい装いが魅力的です。派手さよりも素材の質感や上質なデザインで差をつけたコーディネートを心がけましょう。
40代女性におすすめなのは、素材の質感にこだわったクラシカルなデザインのドレスです。ジャガード織りやツイード、上質なレースなど、手触りの良い素材を使ったドレスやアンサンブルは、大人の余裕を感じさせます。また、胸元や袖にレースの切り替えがあるデザインや、サイドにタックが入ったデザインなど、シンプルながらも凝ったディテールがあるものを選ぶと良いでしょう。
色選びについては、ネイビー、モスグリーン、バーガンディ、ダークパープルなどの深みのある色や、ベージュやグレージュなどの落ち着いたニュアンスカラーが似合います。こうした色味は、大人の女性の品格と色気を引き立てます。
具体的なコーディネート例としては、レースの切り替えがあるワンピースにジャケットを合わせたセットアップスタイルや、光沢のあるサテン素材のドレスにシンプルなアクセサリーを合わせるなど、装飾過多にならない上品なスタイルがおすすめです。
50代以降の女性向け:格式と華やかさを兼ね備えたコーデ
50代以降の女性は、年齢を重ねた分だけ得られる品格と余裕を活かした装いが素敵です。上質な素材と洗練されたデザインのドレスやアンサンブルを選び、落ち着きのある華やかさを演出しましょう。
50代以降の女性におすすめなのは、シンプルで上質な素材を使ったフォーマルドレスやジャケット付きのアンサンブルです。レースの刺繍が施されたワンピースにマッチングするジャケットを合わせたスタイルや、光沢のあるジャガード素材のドレスなど、素材の良さが際立つデザインを選ぶと良いでしょう。
色選びについては、ネイビー、ディープパープル、ボルドー、ダークグリーンなどの深みのある色や、シルバーグレー、ベージュなどの優しい色味が似合います。特に上品な光沢感のある素材を選ぶことで、落ち着きの中にも華やかさを演出できます。
アクセサリーは、真珠やダイヤモンドなどの定番素材を使った上質なものを選ぶと、全体の格を上げることができます。バッグやシューズも同系色で揃えると統一感が出て洗練された印象になります。
具体的なコーディネート例としては、ツイード素材のジャケットとワンピースのセットアップに真珠のネックレスを合わせるスタイルや、光沢のあるサテン素材のワンピースに控えめな装飾のあるジャケットを合わせるなど、格式と華やかさを両立させたスタイルが理想的です。
立場別!女性の結婚式コーデ
結婚式での服装選びは、新郎新婦との関係性によっても変わってきます。友人として参加する場合と親族として参加する場合では、求められる服装のフォーマル度が異なります。それぞれの立場に合わせた適切な服装選びのポイントをご紹介します。
友人として参加する場合の服装
友人として結婚式に参列する場合は、フォーマルすぎず、カジュアルすぎない、バランスの取れた服装選びが大切です。新郎新婦との関係性や結婚式の雰囲気に合わせて、適切なドレスを選びましょう。
友人の立場で参加する場合、基本的にはセミフォーマルからフォーマルの範囲内で服装を選ぶと良いでしょう。具体的には、膝丈からミモレ丈程度のパーティードレスやワンピースが適しています。色味は、黒や白、喪服のような暗い色を避け、パステルカラーやネイビー、ボルドーなどの落ち着いた色味が無難です。
デザインについては、過度に派手な装飾や露出の多いものは避け、上品な刺繍やレース使いのあるドレスを選ぶと良いでしょう。また、会場や季節に合わせた素材選びも重要です。春夏はシフォンやレースなどの軽やかな素材、秋冬はベロアやジャカードなどの温かみのある素材がおすすめです。
具体的なコーディネート例としては、レースの切り替えが入ったAラインのドレスにシンプルなパンプスとクラッチバッグを合わせるスタイルや、シフォン素材のフレアドレスにボレロを合わせるスタイルなどが人気です。
親族として参加する場合の服装
親族として結婚式に参列する場合は、一般的なゲストよりも格式の高い服装が求められます。特に、新郎新婦の母親や姉妹などの近い親族は、その立場に相応しい装いを心がけましょう。
親族の立場で参加する場合、基本的にはフォーマル度の高いドレスやドレススーツが適しています。特に新郎新婦の母親は、式の主催者側として格式ある装いが求められます。母親の場合は、ドレスの上にジャケットを合わせた「アンサンブル」と呼ばれるスタイルが一般的です。
色選びについては、花嫁の母親は薄いベージュやライトグレー、シルバーなどの落ち着いた色味、花婿の母親はそれより少し濃い色合いを選ぶことが多いです。また、姉妹などの若い親族は、ネイビーやボルドー、モスグリーンなどの深みのある色味を選ぶと良いでしょう。
デザインは、品格を感じさせるシンプルなデザインに上質な素材を使ったものが適しています。レースの切り替えや刺繍などの上品な装飾があるドレスやスーツを選びましょう。特に母親の場合は、年齢に見合った上品さと格式を重視することが大切です。
具体的なコーディネート例としては、レースの刺繍が施されたワンピースに同素材のジャケットを合わせたアンサンブルスタイルや、シルク素材のワンピースに上質な装飾のあるボレロを合わせるなど、格式の高さを感じさせるスタイルがおすすめです。
主賓として招待された場合の服装
主賓として結婚式に招待された場合は、最も格式の高い服装が求められます。新郎新婦からの敬意を示す招待に応え、その場に相応しい装いを心がけましょう。
主賓とは、一般的に新郎新婦の恩師や上司、特に親しい年長者などを指し、結婚式の中でも特別な立場として扱われます。主賓として招待された場合は、最もフォーマル度の高いドレスやドレススーツを選ぶことが適切です。
色選びについては、黒や白など極端な色は避け、ダークネイビー、ダークグレー、ボルドーなどの落ち着いた深みのある色や、シルバーグレー、ベージュなどの上品な色味が適しています。また、年齢に合わせた色選びも重要で、若い方はやや鮮やかな色も許容されますが、年配の方は落ち着いた色味を選ぶと良いでしょう。
デザインについては、過度な装飾や露出は避け、シンプルで上質な素材を使ったドレスやスーツを選びましょう。特にジャケットやボレロを合わせた「アンサンブル」スタイルは、格式高く主賓にふさわしい装いとなります。また、素材の良さが際立つジャカード織りやツイード、上質なシルクなどを使ったデザインもおすすめです。
アクセサリーについては、派手すぎるものは避け、真珠やダイヤモンドなどの上質な素材を使った控えめなものを選びましょう。バッグやシューズも同系色で揃えると統一感が出て洗練された印象になります。
具体的なコーディネート例としては、ツイード素材のジャケットとワンピースのセットアップに真珠のネックレスを合わせるスタイルや、シルク素材のドレスに上質な刺繍のあるジャケットを合わせるなど、格式と品格を感じさせるスタイルがおすすめです。
結婚式NGコーデ
結婚式に参列する際には、知っておくべきNGコーデがあります。
避けるべきNGファッション
結婚式には参列者としてのマナーがあり、避けるべき服装やコーディネートがあります。新郎新婦や他の参列者に不快感を与えないよう、これらのNGポイントをしっかりと押さえておきましょう。
最も避けるべきは、花嫁の衣装と競合するような服装です。具体的には、白や淡いアイボリーのドレスは花嫁の色と重なるため絶対に避けるべきです。また、全身黒の服装も弔事を連想させるため避けた方が無難です。黒のドレスを着る場合は、カラーのジャケットを合わせたり、華やかなアクセサリーを取り入れたりして、喪服のような印象にならないよう工夫しましょう。
次に、過度な露出のある服装もNGとされています。ミニ丈のスカートや胸元が大きく開いたデザイン、背中が大きく開いたデザインなどは、フォーマルな場である結婚式には不適切です。肌の露出が気になる場合は、ボレロやショールを活用して露出を抑えましょう。
また、カジュアルすぎる服装も避けるべきです。デニム素材やカジュアルなTシャツ、スニーカーなどは、どんなにオシャレに着こなしても結婚式の場には不向きです。同様に、派手すぎる原色のドレスや、過度に装飾が施されたド派手なデザインも控えた方が良いでしょう。
具体的なNGコーデの例(ポイント):
・白やアイボリーのワンピース
・全身黒のスーツやドレス(アクセントカラーなし)
・ミニスカートのワンピース
・胸元が大きく開いたキャミソールタイプのドレス
・デニム素材のジャケットやパンツ
・ビーチサンダルやスニーカー
・原色の派手なドレス
これらのNGコーデを避けることで、周囲に不快感を与えることなく、場にふさわしい装いで結婚式に参列することができます。
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