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結納(ゆいのう)とは?略式結納、目録、結納品の選び方、意味、地域による違いを解説|レンブラントホテル海老名ウエディング【公式】|海老名・綾瀬・座間・大和・厚木・伊勢原の結婚式

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結納(ゆいのう)とは?略式結納、目録、結納品の選び方、意味、地域による違いを解説

2025.3.6


結婚が決まったカップルが最初に行う正式な儀式が「結納(ゆいのう)」です。しかし、結納品の選び方や意味、地域による違いなど、わからないことが多いのではないでしょうか。この記事では、結納の基本から結納品の種類、略式結納のメリットまで、これから結納を控えるカップルに役立つ情報を詳しく解説します。伝統的な儀式を理解して、素敵な結婚の第一歩を踏み出しましょう。

結納とは何か?

結納とは、両家の婚約の証として、主に男性側が女性側へ結納金や結納品を贈る日本の伝統的な儀式です。「結び納める」という言葉が由来となっており、両家の絆を正式に結ぶという意味が込められています。現代では簡略化された形で行われることも多いですが、婚姻の第一歩として大切にされている風習です。

結納は単なる物品の交換ではなく、両家の縁を結ぶ大切な儀式。これから一緒に人生を歩む決意を形にする、日本ならではの美しい伝統なのです。

結納の基礎知識

結納を行う意味と目的

結納の主な目的は、両家の婚約を正式に認め合うことです。昔は口約束だけでは信頼性に欠けるため、「形あるもの」として結納品を交換することで約束を確かなものとしていました。また、両家の絆を深める機会としても重要な意味を持っています。

具体的には、以下のような意味があります:

  • 両家の縁組を公式に認める証
  • 花嫁を迎え入れる準備と決意の表明
結納と婚約の違い

結納と婚約は似ていますが、異なる点もあります。婚約は二人の間での約束ですが、結納は両家を交えた正式な儀式です。婚約指輪の交換が一般的な西洋式の婚約に対し、結納は日本古来の婚約儀式といえるでしょう。

結納は必ず行う必要がある?

結納は必須ではありません。現代では略式で行ったり、省略するカップルも増えています。しかし、家族との関係を深める良い機会でもあるため、簡略
化した形でも行う価値はあるでしょう。両家の希望や考え方を尊重して決めることが大切です。

地域によって異なる結納品

結納品は地域によって種類や数が異なります。関東では9品、関西では5品が一般的です。また、北海道や九州など、各地方独自の風習もあります。地元の慣習を尊重することも大切です。
結納品セットを選ぶ際のポイントは、両家の希望や予算、地域の慣習などを考慮することです。最近では現代的なデザインの結納品も増えており、自分たちらしさを表現できるセットも人気です。

結納金について

結納金の相場

結納金の相場は地域や家庭の経済状況によって異なりますが、一般的には30万円~100万円程度です。東京など都市部では高めの傾向があります。重要なのは両家で事前によく話し合い、無理のない金額を設定することです。

結納金の渡し方

結納金は白い封筒に入れ、水引で飾った熨斗袋に包みます。渡す際は目録と共に、丁寧に両手で差し出します。金額は偶数を避け、「1」や「3」など末広がりの数字を使うのが縁起が良いとされています。

結納金と結納品の関係

結納金と結納品は補完関係にあります。金額が多い場合は品物を少なくしたり、反対に金額を抑える場合は品物を充実させるなど、バランスを考えることが大切です。

目録とは?書き方と注意点

目録の役割

目録は結納品の内容を記した書面で、結納式で最初に交換される重要なものです。贈る品物の名前と数量を記し、結納の正式な証明書としての役割を果たします。

目録の書き方

目録は専用の和紙に毛筆で書くのが伝統的です。書き方には決まりがあり、「御目録」と書き出し、品名、数量の順に記します。間違えると縁起が悪いとされるため、専門家に依頼するか、市販の印刷済みのものを使うのも一つの方法です。

受書とは

受書は結納品を受け取った証として、女性側から男性側へ渡す書面です。「謹んで受け取りました」という意味の文言と日付、受け取り主の名前を記します。

結納の流れとマナー

結納の準備

結納の準備は、日程や場所の決定から始めます。通常は結婚の3~6ヶ月前に行われ、両家の上座の方を招待することが多いです。事前に両家で打ち合わせを行い、当日の流れや持ち物を確認しておきましょう。

結納式の流れ

一般的な結納式の流れは以下の通りです:

  1. ・男性側が女性側の家に到着
  2. ・挨拶と乾杯
  3. ・結納品の交換
  4. ・食事と歓談
  5. ・記念撮影
服装と持ち物

結納式では、男性は礼服やダークスーツ、女性は訪問着や振袖、またはワンピースなどのフォーマルな服装が適切です。持ち物としては、男性側は結納品一式、女性側は結納返しの品などを用意します。

結納の場で気をつけるマナー

結納の席では、敬語を使い丁寧な言葉遣いを心がけましょう。また、席次にも気を配り、両家の上座の方を上座に配置します。お互いの家族を尊重する姿勢が何より大切です。

略式結納のすすめ

略式結納とは

略式結納は、伝統的な結納を簡素化したものです。近年では時間や費用の面から、この略式結納を選ぶカップルが増えています。必要最低限の品物だけを用意し、儀式も簡略化されています。

略式結納の流れと必要なもの

略式結納では、通常「結納金、結納品3点、目録」程度を用意します。流れも簡素化され、レストランなどで食事をしながら行うことも多いです。

必要なものは以下の通りです:

  • ・結納金(熨斗袋入り)
  • ・基本的な結納品(熨斗鮑、末広、干し鰹など)
  • ・目録
略式結納のメリット・デメリット

略式結納の最大のメリットは、費用と時間の節約ができることです。また、形式にとらわれず、カップルらしさを出せる点も魅力です。一方、伝統的な儀式としての格式や厳粛さが薄れるというデメリットもあります。

地域別の結納の風習

関東式結納

関東式結納では、9品目の結納品が一般的です。特に江戸時代からの伝統を重んじ、品物の配置や交換の仕方にも独自のルールがあります。

関西式結納

関西式結納は、関東に比べてシンプルで、5品目が基本です。品物の種類も若干異なり、実用的な品物が多いのが特徴です。また、儀式の進行も少しテンポが早いとされています。

その他の地域での結納

北海道や九州、沖縄などでは、それぞれ独自の結納文化があります。たとえば沖縄では「ゆいの儀」と呼ばれる独自の婚約儀式があり、贈る品物も本土とは異なります。地域の文化を尊重することも大切です。

結納後のこと

結納返しの品物

結納返しとは、女性側から男性側へのお返しの品です。通常、結納金の半額程度の価値のものを贈ります。伝統的には着物や時計などが選ばれますが、最近ではスーツや実用的な電化製品なども人気です。

結納品の処分方法

結納品は縁起物として大切に保管するのが基本です。特に熨斗鮑や末広などは結婚式で再び使用したり、記念として保管することが多いです。処分する場合は、神社での焚き上げを依頼するなど、丁寧に扱うことが望ましいでしょう。

まとめ

結納は日本の伝統的な婚約儀式であり、両家の絆を結ぶ大切な行事です。伝統的な形式から略式まで、様々なスタイルがありますが、最も重要なのは両家の意向を尊重し、無理のない形で行うことです。結納品や結納金にも意味があり、地域によって特色がありますので、事前によく調べておくことをおすすめします。形式にとらわれすぎず、二人と両家の門出を祝う大切な儀式として、素敵な思い出になるよう準備しましょう。

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